2008年9月26日金曜日

Scotish



寒い冬が来る前にScotlandのEdinburghとGlasgowに出かけた。ロンドンから列車で北上して4時間半、気温もロンドンに比べて2,3度低い感じがする。スコットランドの首都エジンバラは坂が多く街の中心にはCastle Rockといわれる高い岩盤の上にエジンバラ城が建ち、その周囲を囲むようにして旧市街と新市街とが南北に分かれている。毎年8月の夏になると国際フェスティバルが開催されて多くの人々がやってくる。当然アートもこの夏の時期に集中的に盛んになるのだが、今回のこの旅は9月半ばになってしまった。そのせいか、やや街のテンションは下火になってはいたが、初めて訪れたスコットランドなので十分な滞在だった。いくつかの美術館やギャラリーを見ながら基本的な観光も済ませ、すぐ隣街のグラスゴーに移動した。偶然ホテルで一緒になった愛知県出身のゴルファーのOさんと食事などをしながら近郊の町でゴルフ発祥の地セント・アンドリューズについての話を聞き盛り上がった。一方スコットランド最大人口の街グラスゴーはアートや文化に力を入れている街だ。市の中心にある現代美術館ではグラスゴー中心に活動しているインスタレーションアーティストのJim Lambieのユニークな展示が行われていた。最近はもう寒い冬が近づいてきた感じがする・・・・・

2008年9月18日木曜日

Maya



以前、名芸にブライトン大学との交流で留学していたMaya Hewittの個展がGallery Bischoff/Weissで開かれオープニングだった。久しぶりに彼女に再会し、また両親とも会った。近年の彼女の東京での展覧会やアートフェアーなど最近の活躍ぶりは素晴らしいと思う。この間のバーゼルのVOLTAでも力の入った大きな作品が展示されていた。今回も6週間ギャラリーで滞在制作し力の入った部屋状のインスタレーションや物語風の横長の絵画が展示されていた。
丁度帰り際、すぐ近くのRIVINGTON PLACEというギャラリーの窓から面白く妙な作品が目に入った。ギャラリー内に入っていくと以前TrAIN projectで会ったキューレターのセバスチャン・ロペス氏が作品解説とトークを行っていたので、トーク終了後少し話をした。inva (Institute of International Visual Arts)の企画でHew Locke というアーティストの作品だった。初めて目にした作品群で妙な強烈なインパクトを感じた。
http://www.iniva.org/
明日の早朝から5日間程スコットランドのエジンバラとグラスゴーの旅だ。
なにやら最近はかなり忙しくなってきた・・・・もうすぐ10月だ、あっという間に一年が過ぎそうで怖い・・・・

MA Show






9月も半ばになりアートも活気づいてきた。昨日はChelsea Colleage of ArtのMA(大学院)の修了展のPrivate View だった。今日から一般公開だが前日に美術関係者や先生、学生や友人たちが集まって夕方から簡単なパーティーイベントの様な感じだ。学部と同様に学内に作品が展示されている。作品内容も大学院なので充実している。プライスリストも作品の隣に張られ、何だかアートフェアーの様な感じだ。すぐ隣のTate Britainでは先週からイギリスの巨匠画家Francis Baconの展覧会が始まった。1992年に心臓麻痺で亡くなったが、その絵画は斬新で緊張感がある。人気も高く多くの人々で会場は賑わっていた。たしか大学一年生の頃、初めて東京でFrancis Bacon展を見て衝撃を受けた記憶がある。その絵画と再びロンドンで対面した。

SEIZURE





SEIZUREと題されたアーティストRoger Hiornsの鍾乳洞のようなインスたレーションがElephant&Castleの近くで行われている。駅から歩いて5分程のひっそりした住宅街。古くなり使われなくなったアパートの一室を展示空間としていた。何やら室内はちょっと危険?なのか入室前にゴム長靴と手袋を貸してもらい着用してゆっくりと室内に入ってみた・・・・内部は静けさと異様な雰囲気・・・・・薄暗い空間の中に美しく透き通るようなブルーの輝きが壁面や天井をびっしりと覆い尽くしている。近づいて良く見るとそれは何かの結晶?あるいは鉱石のような硬く尖った青く輝く不思議な物体だ。いったいこれは何だ?次の瞬間、この部屋はいったいどうやって制作したのだろうか?そんな疑問が頭の中でグルグルとしながらこの不思議な空間について考えてしまう。何か薬品の様なものでの科学変化?の様だ。資料などでしらべると、やはり硫酸銅の結晶だった。制作方法もかなり過激で室内に天井から硫酸銅を流し込み数日間放置して水槽の様にして結晶を空間全体に付着させたようだ。何とも大がかりな作品に度肝を抜かれた・・・・

2008年9月12日金曜日

Cologne




久しぶりの友人に会いにドイツに1週間程出かけた。ケルンは7,8年振りだろうか、時の経つのは早い・・・・・相変わらず駅前のドームは大きくて立派だった。ケルンはロンドンからは近く1時間程度のフライトだ。チケットもリーズナブルで2万円程で往復可能だ。ロンドンにはHeathrow空港の他にLuton、Stansted,Gatwick空港といったいくつかの空港が少し中心部から離れた所にあり、そこからヨーロッパ各地に沢山の飛行機が毎日数多く飛んでいる。おまけにeasyjetやryanairと言った格安の航空会社が価格競争を行っているのでインターネットで格安チケットを購入することが出来る。またドイツに行くにはgermanwingsと言う航空会社もあり、これも同様に格安航空チケットを提供している。こんな状況なのでついどこかへ出かけたくなってしまう。
日曜日にROBODONIENというイベントに出かけた。そこはまるで車の解体屋?のような野外空間で大きな鉄くずや車など廃材で様々な巨大なオブジェやロボットなどが制作され放置されいる。そこはまるで以前見たハリウッド映画KevinCostner主演の「WATERWORLD」のような世界に少し似ていた。子供たちは大喜びで火を噴く鉄の恐竜や楽器を弾くジャンクなロボットたちを見て楽しんでいた。
急にロンドンで制作したドローイングをベルリンで展示することになったが今回はスケジュールの都合が合わずベルリンには行くことが出来なくて残念だった・・・・・・・
Drawing Show "the color faces"
Sep.10 - Oct.11. 2008
Murata & Friends