2010年10月13日水曜日
残欠展 - Perspectives of the incomplete -
- 残欠展 - Perspectives of the incomplete
古くから人々は何かを集め、それを大切にしながら生活を営んできました。そして世代を超え、人から人へ受け継がれたモノは時空を超えながら私たちを魅了します。「残欠」とは古美術の用語でもよく使われますが、一部分が欠けていて不完全なことを表し、その言葉と同様に残されたある部分を意味します。 また「残欠」とは古くから日本人の美意識を刺激する要素を大きく含みながら、部分から全体像を想像するという何かイマジネーションを刺激するものです。本学に携わるアートやデザインの現場で仕事を行っている方々もきっと優れた眼の持ち主でしょう。何気ないモノや捨てられてしまったようなモノの中に美を感じたり、また古美術、骨董と称されるものを密かに蒐集したりと日頃から感性や眼差しを養っていることと思います。そんな中で、現在自宅の一室や卓上などにそっとおいて自分だけ眺めながらイメージを彷彿させている密かなコレクションの一部を出品して頂きました。今回展示するモノは出品者皆さんの眼や感性の「残欠」であり興味深いことでしょう。
つきましては昨年の「Myみんぱく展」に引き続き「ア”—ッ!ラジオ」開催中にギャラリーbeにてユニークな個人コレクションを持ち寄って「残欠展」を開催いたします。
Art & Design Center Galley be
Nagoya University of Arts
8-13 October 2010
2010年9月21日火曜日
Chiang Mai in Thailand
久しぶりにチェンマイにまたやって来た。バンコクよりかなりコンパクトな町で歩いてまわれる感じが良い。バンコクより涼しいかと思ったが結構暑く一台運転手付きのバンをチャーターしていろいろと見て回る。Wat Chedi Luang ~ Wat Phra Sungha ~ Wat Chaing Manなど午前中暑くなる前にいくつかの寺を観光。昼ご飯はタイ北部の名物麺料理のカオソーイを食べる。有名な店なので日本語表記されていた。見た目よりあっさりしていて平麺でカレーのような味噌のような絶妙な味付けで名古屋飯のような雰囲気。午後からはSankamPheang通りの方へ出かけていくつかの工芸ファクトリーなど見学と骨董屋へ。
7 September 2010
2010年9月16日木曜日
地獄寺〜Wat Phai Rong Wua / Suphanburi in Thailand
2010年9月14日火曜日
2010年6月12日土曜日
London again -part 2-
先週のロンドン滞在中にSAATCHI GALLERYで久しぶりにRichard Wilsonの作品20:50を見た。おそらく初めて見た人は何がどうなっているのか分からないだろう。僕も15年程前に当時のサーチ・ギャラリーの空間 で初めてこの作品を体感した時に度肝を抜かれたことを思い出す。巨大な空間にぎっしりとリサイクルされたエンジンオイルを満たした鉄の水槽が空間全体に設置されている。その一部分に一人だけ通れるような隙間があり、空間はオイルの鏡面反射により天井が写り込み不思議な状態になっている。こんな馬鹿 げた奇妙で美しい作品が真っ白なホワイトキューブのギャラリーに展示されていることに驚きロンドンのアートシーンの凄さを知ったのだ。丁度現在、また新たな 「NEW SPEAK BRITISH ART NOW」という新世代のイギリス現代美術の紹介の展覧会が行われている。毎回次々にサーチ・ギャラリーを始め現代アートを刺激的に紹介する状況には眼が離 せない・・・またトラファルガー広場で恒例の台座プロジェクトではYinka Shonibareというアーティストの巨大なボトルシップのようなオブジェが青空の下設置されていた。
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2010年5月30日日曜日
London again
一昨日から昨年同様にブライトン大学での卒展の仕事のためロンドンにも数日間滞在することにした。一年ぶりのロンドンはやはり多くの展覧会が街中で行われていて刺激的だ。時間はあまりないが出来るだけいろいろと見て回って帰りたいと思う。
土曜日だったので午前中はポートヴェローマーケットに出かけて見たら中心のアンティークビルが一つ大きなカジュアルウェアの店になっていた。チェーン店(後でリージェント・ストリートでも同じ店を見た)のようだが店内は古い大量のSINGERミシンでディスプレイされ凝ったつくりで良い雰囲気を醸し出していた。週末行われているこのマーケット街も少しずつ今後はアンティークからカジュアルウェアなどの店舗を増やしていく話を聞き残念に思った。
土曜日だったので午前中はポートヴェローマーケットに出かけて見たら中心のアンティークビルが一つ大きなカジュアルウェアの店になっていた。チェーン店(後でリージェント・ストリートでも同じ店を見た)のようだが店内は古い大量のSINGERミシンでディスプレイされ凝ったつくりで良い雰囲気を醸し出していた。週末行われているこのマーケット街も少しずつ今後はアンティークからカジュアルウェアなどの店舗を増やしていく話を聞き残念に思った。
Camden Arts CentreにスペインアーティストのAngela de la Cruzの展覧会を見に行った。絵画とオブジェクトの融合などがテーマとなっている。塗り込められ、くたびれたミニマルなキャンバス絵画の残骸と素材感のあるオブジェとの合体である。新鮮さはそれ程感じないが空間でのインスタレーションは完璧だ。http://www.camdenartscentre.org/home/
午後からは雨も降り出し肌寒くなってきてロンドンらしい天候になってきた・・・・・
2010年5月5日水曜日
2010年4月26日月曜日
2010年4月22日木曜日
2010年4月14日水曜日
2010年2月6日土曜日
-常滑プロジェクト- あいちアートの森
「あいちアートの森」の常滑プロジェクトがスタートした。
愛知県の人は御存知かと思うが、今年の夏から初開催される愛知トリエンナーレのプレイベントとして文化庁の地域文化芸術振興プラン推進事業の一環で行われ る展覧会イベント。地元アーティストが大勢参加し愛知県の数カ所でアートの作品展示やイベントが各種行われる。昨年12月からスタートして来月の3月中 旬まで続くが、現在ほぼ半分くらいが経過したといった感じだ。
今回その常滑でのプロジェクトに参加することになっているので、本日から展覧会がスタートしたのだが、あいにく朝から雪・・・数日前から現場での 搬入作業を行っていたが展示会場は古い家屋の工房なので様々なものが散乱していたり埃や粉塵だらけで、展示というよりもまず環境の整備清掃などでかなりの 労働・・・また平面作品を展示するために仮設の壁を設置したりと学生アルバイトを雇っての数人で作業・・・一年で一番寒いこの時期、まともな暖房設備もな い空間での労働なので、かなりの体力消耗。おまけに昨日は学校での入試の仕事と重なりながら大忙しだった。何とか展示が完了かと思いきや、いつものアトリ エでの空間と違い古い家屋なので現場は強烈な湿気。あっと言う間に一晩でキャンバスの作品がかなりたるみ出してどうにもならない、自然の猛威が襲って来 た・・・負けるわけにはいかないが、自然にはかなわないかも・・・冷めたスープとたるんだキャンバス作品は本当にいやなものだけど・・・
あいちアートの森 ー常滑プロジェクトー
2月6日〜3月7日(月曜日休館)10時〜17時
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2010年1月18日月曜日
Big Tokyo
週末、久しぶりに東京に出掛けた。近年は卒業生が沢山活躍してあちこちで展覧会を多く開催している。今回はNさんの東京でのデビュー個展やK君の個展、その他いくつかの展覧会を一気に2日間でハシゴしながら大急ぎで見て回った。まずは東京のKenji Taki GalleryでのT君の個展。
すぐに東京国立近代美術館のWilliam Kentridge「 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」を見に行った。木炭やパステルで制作されたドローイングがコマ送りの様に動くアニメーションで知られているが、その素朴な表現は1コマずつ撮影される膨大な気の遠くなるよう作業で「動くドローイング」と呼ばれている。そして内容は社会性やアーティスの出身である南アフリカの歴史を色濃く反映していて重いがユーモラスな側面もあり楽しめる。今回日本での本格的な展覧会で見応えが十分あった。
急いで次は馬喰町の武蔵野美術大学が運営するギャラリーαMでのK君の個展を見にいった。地下に広がる天井の高い空間全体を使ってダイナミックなインスターレーションが展示され面白かった。続いて東京都現代美術館でのRebecca Hornの展覧会を見に行くと、チケット売り場は長蛇の列・・・何で?レベッカ・ホルンはこんなに日本で人気があったのか?と思いきや 同時開催のファッションの展覧会が最終なので若者が沢山見に来ていたのだ。チケットを買うのに30分程並び、かなりの時間のロス・・・
最後は清澄にあるTomio Koyama Galleryに急いで向かった。今回Nさんは以前にも負けないような巨大なペインティングを年末年始と休み無く制作していたので気合いの入った展示となっていた。何とか5時からのアーティストトークにも間に合って会場には沢山の名古屋からの友人知人も集まっていて盛況だった。2次会から少し酒を飲み過ぎてしまい、翌朝はせっかくいろいろと見に行ったのに記憶がかなり薄くなってしまって・・・落ち込む・・・
翌日、午前中は有楽町での大江戸骨董市を見ながら楽しみ、続いて東京国立博物館での「国宝 土偶展」と森美術館での「医学と芸術展」を最後に見にいった。
昨年の秋に大英博物館で行われ、その帰国による国宝を含むかなり充実した縄文土偶の展覧会。これだけまとまって土偶を見たのは初めてで、まったく縄文人の感性には脱帽した。現代美術以上にオリジナリティー溢れる不思議な形をしたものがいくつかあり、とても3000年〜4000年も前に制作されたとは思えない。すごい・・・・「医学と芸術展」はロンドンにあるウエルカム財団のコレクションが中心の展覧会だが、以前ロンドンに滞在していた時に住んでいた所の近くにウエルカム・コレクションのギャラリーがあったので良く見に行っていた。まさかまた東京で見るとは思わなかったが・・・
ほぼ予定通りに全ての展覧会を見ることが出来たが、少々今回は忙しすぎてかなり疲労してしまった・・・
2010年1月1日金曜日
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