2010年1月18日月曜日
Big Tokyo
週末、久しぶりに東京に出掛けた。近年は卒業生が沢山活躍してあちこちで展覧会を多く開催している。今回はNさんの東京でのデビュー個展やK君の個展、その他いくつかの展覧会を一気に2日間でハシゴしながら大急ぎで見て回った。まずは東京のKenji Taki GalleryでのT君の個展。
すぐに東京国立近代美術館のWilliam Kentridge「 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」を見に行った。木炭やパステルで制作されたドローイングがコマ送りの様に動くアニメーションで知られているが、その素朴な表現は1コマずつ撮影される膨大な気の遠くなるよう作業で「動くドローイング」と呼ばれている。そして内容は社会性やアーティスの出身である南アフリカの歴史を色濃く反映していて重いがユーモラスな側面もあり楽しめる。今回日本での本格的な展覧会で見応えが十分あった。
急いで次は馬喰町の武蔵野美術大学が運営するギャラリーαMでのK君の個展を見にいった。地下に広がる天井の高い空間全体を使ってダイナミックなインスターレーションが展示され面白かった。続いて東京都現代美術館でのRebecca Hornの展覧会を見に行くと、チケット売り場は長蛇の列・・・何で?レベッカ・ホルンはこんなに日本で人気があったのか?と思いきや 同時開催のファッションの展覧会が最終なので若者が沢山見に来ていたのだ。チケットを買うのに30分程並び、かなりの時間のロス・・・
最後は清澄にあるTomio Koyama Galleryに急いで向かった。今回Nさんは以前にも負けないような巨大なペインティングを年末年始と休み無く制作していたので気合いの入った展示となっていた。何とか5時からのアーティストトークにも間に合って会場には沢山の名古屋からの友人知人も集まっていて盛況だった。2次会から少し酒を飲み過ぎてしまい、翌朝はせっかくいろいろと見に行ったのに記憶がかなり薄くなってしまって・・・落ち込む・・・
翌日、午前中は有楽町での大江戸骨董市を見ながら楽しみ、続いて東京国立博物館での「国宝 土偶展」と森美術館での「医学と芸術展」を最後に見にいった。
昨年の秋に大英博物館で行われ、その帰国による国宝を含むかなり充実した縄文土偶の展覧会。これだけまとまって土偶を見たのは初めてで、まったく縄文人の感性には脱帽した。現代美術以上にオリジナリティー溢れる不思議な形をしたものがいくつかあり、とても3000年〜4000年も前に制作されたとは思えない。すごい・・・・「医学と芸術展」はロンドンにあるウエルカム財団のコレクションが中心の展覧会だが、以前ロンドンに滞在していた時に住んでいた所の近くにウエルカム・コレクションのギャラリーがあったので良く見に行っていた。まさかまた東京で見るとは思わなかったが・・・
ほぼ予定通りに全ての展覧会を見ることが出来たが、少々今回は忙しすぎてかなり疲労してしまった・・・
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