2008年12月12日金曜日

G.S.




毎日毎日暗くなるのは早いし相変わらず極寒である。でも最近は少し日照時間が戻ってきた気がする。冬至がどうやら過ぎたのか?先週あたりがピークだった気がする?・・・
昨日はロンドン南東にキャンパスのあるゴールドスミス大学を見学に行った。有名なデミアン・ハーストなどターナーショウアーティストも沢山輩出した学校だ。大学院生のA君と卒業生のKさんにいろいろとスタジオや工房を案内してもらった。ちょうどクリスマスホリデー前で大学院生のレビュー展示を行っていて、スタジオは整頓され作品が見やすく展示されていた。院生のスタジオは大きな体育館状(元室内プール)の空間に白い壁でいくつか間仕切りが作られ、そこの各スペースで3、4人が制作していた。なかなか天井も高くて開放感もあり良いスペースだと思った。大学院生は一学年35名程なので結構な人数だ。倍率も10倍程あるらしく世界中から学生が集まってくるらしい。(学費もかなりの金額だが・・・)授業内容はポストモダンや現代美術の理解を中心にしっかりとレクチャーや講義があり、また年に2回ほどチュートリアルがある。そのためきっちり自分の作品について語れなければいけないし、自分の作品についての文章も書かなければならない。そして学生同志の数人のグループに分かれてのディスカッションを行う。時には学生同士でいろいろと作品に対して激しいツッコミがあり議論が白熱するらしい。 このようにして2年間アーティストとしての基盤が作り上げられていくのだろう・・・
作品の内容もバラエティーに富んでいてなかなか面白かったしレベルも高い。また絵画や立体といったジャンルに全く別れていないので個々の学生が自分の作品をかなり自由に制作している。

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