2008年8月13日水曜日

Cathedral




夏でもめっきり涼しい今日この頃・・・・2,3日天気が良いと雨が降り、またすぐに乾燥した感じになる。この頃は気温18度~24度程でかなり過ごしやすいと言うか少し肌寒い。もう夏も終わりに近づいてきたのか・・・
今回の滞在目的の一つに、いくつかの歴史的な古い教会なども見て回ることになっている。早朝からVictoria駅に行き、東に一時間半程列車に乗って目的のCanterburyに出かけた。ロンドンから近いこともあり、このカンタベリーにある大聖堂は英国国教会の総本山で巡礼地である。またトマス・ベケット殺害や様々な歴史的な舞台ともなりエピソードも多い。建築的な観点からみてもロマネスク期からゴシック期、15世紀以降と各時代に継続的に建造され、それらが合わさって現在の聖堂になっているので、大きく内部はいくつかの様式が調和していて興味深い。地下聖堂では貴重なロマネスク時代のオリジナルの柱やレリーフ、壁画などがある程度残っている。たっぷりと午前中は聖堂内部を観察し、午後は時間が出来たのでバスに乗って更に30分程東のDoverにも出かけた。言わずと知れたドーヴァーはフランス側に海を挟んで最も大陸と近い港町だ。この地も先の大戦を始め数々の歴史的な場所である。
その岸壁にあるドーヴァー城は地下トンネルをはじめ、いくたびにも及ぶ戦いの歴史が残されている。長い歴史、ここからイギリス全土に敵の脅威が広がらないようにと砦となっていた。その岸壁からは天気が良かったので、かすかにフランスの地が遠くに見えた。

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